北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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若戸大橋

偶然訪れた医療機関で、診療の待ち時間のために長イスに座ると、
写真家の坂本マスオさんが一年間かけて撮影した
若戸大橋写真集“WAKATO BRIDGE”が、
置かれていました。
春夏秋冬、朝昼夕夜、様々な角度から様々な表情を捉えた
この写真集には、大きな赤いつり橋の持つ魅力が満載されています。
これを拝見していると、普段、長く感じる待ち時間が、
非常に短いものに感じてしまい、
そして、実際に若戸大橋を眺めてみたくなりました・・。
そんな思いから、夏の夕方に、ふらりと若戸大橋を見に行くと、
ボードデッキに設置されたベンチで夕涼みをする方々の姿と、
その周囲にひんやりとした涼しげな波止場の風が吹いていました。
その場にいること自体が、とっても気持ちよかったため、
ここでも時間の経過が素早いものに感じ、
到着時に水色だった空の色が、
あっという間に、
黒みを帯びたブルーブラックに変化してゆきました・・。