北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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「日本丸」 「海王丸」寄港

このまちの50周年を記念し、日本に2隻しかない練習帆船
“日本丸”と“海王丸”が門司区西海岸に寄港しました。
平成25年11月14日(木)に“海王丸”が快晴の中を、
翌、15日(金)に“日本丸”が雲を押し退けるように、
午前9時過ぎ、関門海峡に入ってきました。
消防艇や海上保安庁の船舶から、大歓迎の放水を受け、
穏やかな波と風に迎えられ、ゆっくりゆっくりと着岸です。
「海の貴婦人」と称される“海王丸”、
「太平洋の白鳥」と称される“日本丸”、
これらは、航海士や機関士を目指す実習生が訓練するための練習船で、
このまちにそろって寄港するのは、14年ぶりとか・・。
この2隻を見分けるための大きな違いは、
舳先にある船首像で、“日本丸”は、
手を合わせて祈る女性の姿をしていて、
「藍青(らんじょう)」と呼ばれ、
“海王丸”は、横笛を吹く女性で、
「紺青(こんじょう)」と呼ばれているそうです・・。
6日(土)には、セールドリルといわれる
帆を張る操帆訓練が行われ、約50mあるマストに
実習生が登り、大勢の見物者を湧かせてくれました。
これからも、その美観や品位ある備えを大切に、
ぜひとも、このまちに、寄港してそれを披露し、
“海峡の貴婦人”や“海峡の白鳥”と呼ばれるように、
なるといいなって、思いました・・。