日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。
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自然のこと

周防台 (すほうだい) 『平尾台』

平成26年3月も中旬を過ぎ、
なんとなく、霞がかかったような天候が続くなかで、
ある日、雲ひとつない晴れた日が訪れてくれました。
新しい季節が到来し、寒さが和らぎ、あたたかな日が
続いてほしいなぁって、いつも思っていたので、
“願ったり叶ったり”です・・。
でも、こんなおだやかな日は、
そんなに長く続くわけがないかなぁって、
期待せずに、天気予報を見ると、
次の日も同じとのことで、なんだか得した気分になり、
翌朝、早起きして、
平尾台に位置する標高606mの周防台(すほうだい)に
向かいました。
夜明け前、暗闇に包まれた真っ暗な台地は、
目に映る視界が、ほとんど黒一色です。
野焼きが行われたためか、
足元には、濃い黒と薄い黒が混在して見えます。
息を切らしつつ、風にさらされ、
太陽は顔を出してくれるかなぁって、不安になりながら、
上を向いて歩くと、上空と山頂の境目に色の変化が生じ、
うっすらと明るくなってきました。
真っ暗で前が見えづらい不安な気分が、
明るさを増す空と、接近してくる山頂のおかげで、
一転し、急に元気になって、力が出てきました。
山頂に到着すると、横から下から、とっても強い風が
吹きつけてきます。
太陽が昇る予定時刻は、6時28分。
それまで、しゃがんで待つことにし、
山頂にあった“くぼみ”のような場所に、
小さなカラダをおろすと、風がほとんど当たらず、
びっくりしました。
自然の不思議さに驚いていると、6時30分、
周防灘の沖から赤い太陽が“ちらり”と顔を出しはじめ、
空が、あおく、あおく・・、雲は桃色に染まり、
まわりにいた“羊たちの群れ”が、姿を現しました。
太陽は、朱、橙、黄と、色を変え、
旋律を奏でるように昇り続けてゆきます。
早起きは三文の徳にちなみ、
大自然で行われる朝の“生演奏”を鑑賞し、
とっても、すがすがしく、
さわやかな気持ちになりました。
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