北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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国内最大級のタコ山、建築費用はなんと4,000万円

市民に広く親しまれているタコを模した滑り台は全て「前田環境美術」(東京都渋谷区)によるもので、同社では「タコ山」と呼び、彫刻家が手作りし一つ一つ形も大きさも異なるそうです。
中でも「和布刈公園」(門司区門司)にあるものは「製作に約4,000万円の費用がかかった国内でも最大級のもの」(市建設局職員)で、高さ約6メートル、最大幅約20メートルあり、少し離れた場所に足先を模した水飲み場も備えています。関門海峡を望む絶好のロケーションということもあって、休日になると親子連れが多く訪れ遊んでいます。
同社ホームページによると、「オリジナルデザインは『プレイスカルプチャー、石の山』で、『頭をのせたらタコになる』と気付いた」とあり、同社では試行錯誤の後に人気商品に育て、全国の自治体から依頼されるようになったといいます。「実はイカの公園もあるが、そちらは人気が全くない」とのこと。
ほかに、勝山公園(小倉北区城内)、昭和公園(昭和町)、志井公園(小倉南区志井)、吉田公園(下吉田3)、山王二丁目南公園(八幡東区山王2)、大池公園(八幡西区大池)、松寿山2号公園(松寿山)、今光東公園(若松区今光)、大谷6号公園(戸畑区東大谷)、新提公園(中原西)にあり、「北九州市は、とりわけタコ山の濃度が高い。市民約8万8000人当たり1基あることになる。他の自治体でここまで多いところはないはず」とのことでした。