北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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昼のこまち通り

小倉京町こまち通り

街路灯が点いた夜のこまち通り
井筒屋本館から京町銀天街に抜ける長さ100m、幅4mの通りを「小倉京町こまち通り」といいます。ここは北九州市で唯一、住民と地元事業者の強い要請で電線の地中化をした通りです。足掛け5年を掛け、平成13年3月に電線の地中化と街路灯が完成しました。4m幅道路の電線地中化は全国でも一番狭い事例です。
10年前の電柱から広がった電線が上空を蜘蛛の巣のように覆う雑然とした一角が、昼間はすっきりとした通りやすい道に、夜になるとオレンジ色の街路灯が、落ち着いた雰囲気を醸し出す素敵なスポットになり、第2回の北九州市都市景観賞にも選ばれました。
「小倉京町こまち通り」の命名は当時17歳だった地元商店主のお嬢さんのアイデアでした。その意味は「20数店舗が並ぶ小(さな)街」、「個性のあるお店が並ぶ個街」、そして、「旧町名「こめまち(米町)」の「め」抜き通りになろうという夢を持ったこまち」の3つの理由から決められました。
小倉駅から井筒屋へのお散歩道として、ぜひ「京町こまち通り」を歩いてみてください。