北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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「国際友好記念図書館」の外観。門司港レトロによく似合う。

図書館らしくない、でも大好き-「国際友好記念図書館」

2階の内部。照明も良い。書架は高くなく内装にマッチした木製。
蔵書の一部。戦前の「満州国」や「中国」の関する図書も多い。
図書館らしくない、でも大好き-「国際友好記念図書館」 を紹介します。是非訪れて下さい。
勤務先が門司港駅周辺のためか、北九州市の本を借りるのは、「国際友好記念図書館」を利用する。
(さすが北九州の図書システム)
今年から、インターミット予約、どの図書館でも受け取ることができるようになり、益々利用頻度が上がった。さすが北九州市サービスがよい。他市のように、休日返却や夜間返却ポストができればいうことなしなのだだが。。。。。
(「国際友好記念図書館」の歴史)
さて、この「国際友好記念図書館」については、外観、内装とも全く図書館らしくない。
それもそのはず、この図書館は、1902年に日露戦争敵国「帝政ロシア」が大連に建てた「東清鉄道オフィス」を、北九州市、大連市友好15周年を記念して、平成7年に複製建築したものだそうだ。建物は、ドイツ風だとか。
なぜ、この建物にしたのかはよくわからないが、「ロシア」「ドイツ」「中国・大連」といろいろな国がつながっている。
(「国際友好記念図書館」の良さ)
それはともあれ、図書館の説明に入ろう。
さすが、ドイツ風建築物、内装が立派である。そして、内装と書架、蔵書がマッチしている。
蔵書は、2階は、中国、韓国、北朝鮮関係を主とした蔵書。もちろん「人民日報」もある。 (我想学汉语。)
3階が、この図書館の神髄、「満州国」時代の蔵書、中国発行の蔵書多数。
ちなみに1階は中国料理店。
是非とも、建築物としての図書館、蔵書を見る、読むための図書館、東アジアの歴史と現状を知るための図書館として活用したいものである。
私はこれからもどんどん利用するつもりです。