北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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北九州のディテール展

平成26年1月に、黒崎コムシティ内で開催された、
「北九州のディテール展」が、
北九州市立文学館で、5月25日(日)まで、
開催(入場無料)されていることを知り、
1月に強く印象に残った、
すばらしい建築物の“フォーカス”を
もう一度見てみたいとの思いと、
異なる場所での開催に興味が出たので、
2回目となる同展を鑑賞してきました。
まずは、文学館の受付スタッフの方に、
写真撮影が可能でしょうかとたずねると、
「北九州のディテール展」のみ可能で、
ほかは禁止ですとのお答えをいただき、カメラ片手に
ゆっくりと、その方向に向かうことにしました。
全体的に明るい雰囲気の文学館でしたが、
「北九州のディテール展」のそこは、
パーテーションによってほかと仕切られた空間に、
真紅のカーペットが敷かれ、
ライトダウンによって、
細部(ディテール)に的を絞った作品の輪郭が、
浮き上がるように、並んでいました・・。
会場内には、クラッシックピアノの音色が静かに響き、
各々の作品を眺めているうちに、
“すっ~”と、気持ちが落ち着いてゆくようでした・・。
そして、すべての作品の鑑賞を終えようとした時、
目の前に映った
“北九州市立文学館 磯崎新 1975”が、
いま、わたしの立っている場所だと理解するまでに、
かなりの時間を要してしまうほど、
そこは、
深い奥行きに包まれているように感じました。