日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。
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歴史・伝承のこと

北九州市政55周年 「城野遺跡公園」の実現で邪馬台国時代の北九州をアピールする年に!

2018年に入り城野遺跡「東エリア」の擁壁工事が始まり周りの土地が掘り崩されました。「東エリア」の竪穴住居群は、現地保存に備えて、遺構が壊れないように土嚢で固定し砂を入れブルーシートをかけて丁寧に保存されているとのことです。土嚢の袋やブルーシートが見えたところもあり、悔しく悲しくなりました。「城野遺跡公園を実現する会」か現地保存を求めている九州2例目の玉作り工房H16はギリギリ削られていないようですが危機的状況です。

みなさん、小倉南区の城野駅南口から徒歩3分の所に広がる城野遺跡をご存知ですか?
医療刑務所跡地(国有地)にあった城野遺跡は2009年から2010年にかけて国が莫大な費用をかけた発掘調査により発見されました。邪馬台国時代(1800年前)の九州最大規模の方形周溝墓と手厚く葬られた幼児の朱塗り石棺2基、中には「方相氏」(中国の古書にある子供を悪霊から守る役人)と思われる絵画文様、九州2例目の玉作り工房を含む大規模集落など日本考古学協会も認める学術上重要な遺跡です。
北九州市には、城野遺跡やすぐ近くの重留遺跡、重住遺跡だけでなく、豊かな自然の中で歴史と文化を育んできた弥生遺跡群(小倉南区長野地区、横代地区、高津尾地区、八幡東区槻田地区、八幡西区辻田地区、馬場山地区など)があります。
城野遺跡を北九州で初めての「人々が集い、学び、歴史体験できる本格的な遺跡公園」として整備し、城野遺跡や周辺の遺跡はもちろん、市内各地で発見されている貴重な弥生遺跡が学べる場になればどんなに素晴らしいでしょう。学校教育や観光資源にもなり、何よりも、世界遺産のある北九州市を「歴史と文化を大切にする街」として市内外にアピールすること間違いなしです。
ところが、城野遺跡の土地(国有地)は北九州市が国との保存交渉で取得しなかったために民間企業に売却されました。民間企業は城野遺跡の重要性に配慮し2年間本工事に着手しませんでしたが、「市は買い戻す気がない。いつまでも待てない。」と今年に入り、城野遺跡「東エリア」は1階建のスーパーマーケット建築のための擁壁工事が始まりました。
「西エリア」も北九州市は民間企業から無償譲渡される方形周溝墓+αだけの史跡広場にする計画で、周りに何が建とうとお構いなしです。国の莫大な費用をかけて発掘調査され、すごい遺跡が発見されているのに、それを市民の大切な財産として守り生かそうとしません。1800年間守られてきた城野遺跡を守り生かさないなんて、モッタイナイし、恥ずかしいし、後世に申し訳ありません…。
城野遺跡は足立山をのぞむ小高い丘陵地にあり、そこに立つと弥生人の息遣いを感じます。遺跡公園にふさわしい立地です。
北九州市政55周年、「城野遺跡公園」の実現で、北九州市の弥生遺跡群の重要性と魅力を市内外に広く知らせ、歴史と文化を大切にする街づくりをすすめる年にしたいですね。
※詳しくは「城野遺跡公園を実現する会」のホームページをご覧ください。

昨年12月までは広々とした空き地でした。真ん中を横切っている道路の手前が「西エリア」、向こう側が「東エリア」です。この全域が邪馬台国時代の北九州市の歴史を語る場として整備し、活用して欲しかった…。せめて「西エリア」全域を買戻し、北九州市で初めての遺跡公園をつくって欲しい。

最近のFacebookにあった写真(八幡市政要覧より)。皿倉山が九州唯一のスキー場だったことにも驚きましたが、皿倉山から見た足立山の存在感にも感動しました!足立山の麓にクニがあり、その中心集落が城野遺跡付近だったと言われています。

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