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歴史・伝承のこと

信国吉政の最高傑作と思われる一振

刀 筑前住源信国吉政(寛文ー筑前の国)江戸前期 約三五十年前
鎬造り 刃長二尺三寸三分 反り六分 元幅一寸強 先幅八分弱 重ね二分強
大切先に、表裏とも腰元に梵字、その上に棒樋と添え樋を美しく掻いた誠にバランスのとれた姿である。地鉄、よくつみ美しく、刃文は匂い出来の一文字風の重花丁字、足よく入り、少し逆がかり、特に物打ち辺は鎬筋にかかるまでの激しい出来で、福岡石堂の傑作と見紛う出来映えである。帽子は乱れ込んで丸く反る。
筑前信国吉政二代目の最高傑作と思われる一振である。活躍期は寛文、延宝の新刀黄金時代で、貞享二年までの作刀が残されている。この信国派には他にも信国吉包、信国重包などという実力者を擁し、注目に値する良刀工の一群であります。
日本刀辞典(福永酔剣博士)より抜粋
松尾芭蕉が元禄貳年(奥の細道)の道すがら越後の親不知の峠に差しかかった所、二人の山賊が表れて太刀をかざし『身ぐるみ脱いで置いて行』と脅迫した、芭蕉は『何も金目の物は無いが、この鉄如意は九州に行った時に信国吉政が心を込めて鍛えてくれたものだ』と鉄如意をさしだしたところ、山賊どもはその威厳に押されたかこそこそと逃げ去った。
この話が事実ならその鉄如意は二代吉政が鍛えた作品であったことになる。
(如意とは読経や説法の際に講師となる僧がたずさえる棒状の具) 鉄製の如意は僧の護身用の武器ともなる。
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