北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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広大な曽根干潟をパラノマでパシャリ♪

曽根干潟にまつわるお話

2歳の息子は、初曽根干潟★テンションあがりっぱなしでしたよ!
この後、わが息子に悲劇が…★おでかけファッションのまま、干潟に突撃したのでした。
曽根や朽網地区の海岸から海域にかけては、砂と泥が入り交じる「曽根干潟」が広がっている。このまちに暮らす人であれば、一度は足を運んだことがあるのではないだろうか。少なくとも、耳にしたことはあるだろう。
周防灘西端に位置する面積517万㎡の干潟。それは、北九州市競輪の聖地である「北九州メディアドーム」144個分に相当する。
干潮時には巨大な砂と泥の運動場が出現する。潮が満ちれば海に漂う沖合いの島「間島」があるのだが、干潮時にはここまで歩いて渡ることも可能。
干潮時にのみ渡ることが許される島…冒険心をくすぐる。
通常の海水に比べ、干潟にはプランクトンを含む有機物が豊富だ。それを求めて、カニなどの甲殻類や様々な魚介が集まってくる。さらには、貫川のほか、竹間川、大野川、朽網川という4本の川が干潟へと流れ込む。河口付近には、真水と海水を行き来するウナギやアナゴも生息するのだ。
また、数多くの野鳥たちが、この干潟に飛来するのは、彼らの餌になる魚などが豊富だからにほかならない。J2で活躍するプロサッカーチーム「ギラヴァンツ北九州」のキャラクターとして知られる「ギランくん」は、この地に飛来する「ズグロカモメ」をモチーフにしている。世界中で約3千羽しか生息しないと言われている希少な渡り鳥。その内、約2百羽が、この地に立ち寄るのだ。
そんな雄大な曽根干潟のスケールを肌で感じてもらいたいと、2歳の息子も曽根干潟デビュー。見慣れぬ光景を目の前に、テンションMAX!!写真撮影で、ふと目を離した隙に、おでかけファッションのままどろんこ広場へ突撃、そのままはまりこみ、靴も脱げ、しりもちついて、泥まみれ。こちらを見て、助けて…と泣いておりました。
でも、子どもにとっては、本当に貴重な体験になるだろう。
自然が織りなす風景や、大地の力を感じて欲しいと思う。
北九州市が誇る曽根干潟。このまちの懐の深さに感動する。
雄大な自然を満喫できるおススメスポットの一つだと思う。