立ち飲みは小倉の文化
■ 時風1695 ■ 2014-01-14 ■ 投稿者: TOMMY
ちょいと一杯ひっかけて。
今日はさらりと角打ちで。
はじめは敷居が高いけど。
慣れれば夜の社会人。
夜の小倉の酒文化を象徴する「角打ち」。
最近は、おしゃれな「角打ち」も登場していて、若者の間にも「角打ち」という言葉は浸透しているようですね。北九州では、飲食店で飲む「立ち飲み」と区別して、酒屋の店頭での「立ち飲み」を、特に「角打ち」と言うんだそうです。
北九州は、1901年の八幡製鉄所の開業を機に多くの労働者が集まる街でした。肉体労働で疲れたカラダに、一杯のビールがとても心地よかったことでしょう。仕事帰りにさらりと気軽に酒を飲めるように、酒屋が酒を提供したのが、ルーツだと言われているようです。
私が会社に入社した日。歓迎会として上司に連れて行ってもらったのが「角打ち」でした。以前から、通りすがりに眺めてはいたけれど、実際に店に入るのは初めて。ちょっと緊張したのを覚えています。
15年前…
瓶ビールを手酌でコポコポ注いだら、さあ乾杯。おつまみは、カウンターの上にずらりと並んだ透明なプラスチック容器の中の、「ハムかつ」、「あたりめ」、そして「魚肉ソーセージ」。まるで子どものおやつのようだ。カウンターはけっこう賑わっていて、若サラリーマンのグループ、おっちゃん3人組、一人でしっぽりとおじいちゃん…。
立って飲んでいるからなのか、ビールがストンと腹まで真っ直ぐ落ちていくような気がした。酔いが早い。魚肉ソーセージのあじわいが、ビールをさらに進めてくれる。もともと長居は無用の「角打ち」だから、客の入れ替わりも早い。ほんわか気持ちの良くなったタイミングを見計らって、私の歓送迎会はお開きとなった。
なんだか、社会人になった気がした。今も、その酒屋は健在だ。店の前を通り過ぎる時、新人サラリーマンの姿が見えると、自分の若い頃に重ね合わせてしまう。
小倉の夜のひとつの楽しみ方。
さらりと「角打ち」を楽しめるようになれば、粋な社会人になれるようである。
そんな気がするのである。
今日はさらりと角打ちで。
はじめは敷居が高いけど。
慣れれば夜の社会人。
夜の小倉の酒文化を象徴する「角打ち」。
最近は、おしゃれな「角打ち」も登場していて、若者の間にも「角打ち」という言葉は浸透しているようですね。北九州では、飲食店で飲む「立ち飲み」と区別して、酒屋の店頭での「立ち飲み」を、特に「角打ち」と言うんだそうです。
北九州は、1901年の八幡製鉄所の開業を機に多くの労働者が集まる街でした。肉体労働で疲れたカラダに、一杯のビールがとても心地よかったことでしょう。仕事帰りにさらりと気軽に酒を飲めるように、酒屋が酒を提供したのが、ルーツだと言われているようです。
私が会社に入社した日。歓迎会として上司に連れて行ってもらったのが「角打ち」でした。以前から、通りすがりに眺めてはいたけれど、実際に店に入るのは初めて。ちょっと緊張したのを覚えています。
15年前…
瓶ビールを手酌でコポコポ注いだら、さあ乾杯。おつまみは、カウンターの上にずらりと並んだ透明なプラスチック容器の中の、「ハムかつ」、「あたりめ」、そして「魚肉ソーセージ」。まるで子どものおやつのようだ。カウンターはけっこう賑わっていて、若サラリーマンのグループ、おっちゃん3人組、一人でしっぽりとおじいちゃん…。
立って飲んでいるからなのか、ビールがストンと腹まで真っ直ぐ落ちていくような気がした。酔いが早い。魚肉ソーセージのあじわいが、ビールをさらに進めてくれる。もともと長居は無用の「角打ち」だから、客の入れ替わりも早い。ほんわか気持ちの良くなったタイミングを見計らって、私の歓送迎会はお開きとなった。
なんだか、社会人になった気がした。今も、その酒屋は健在だ。店の前を通り過ぎる時、新人サラリーマンの姿が見えると、自分の若い頃に重ね合わせてしまう。
小倉の夜のひとつの楽しみ方。
さらりと「角打ち」を楽しめるようになれば、粋な社会人になれるようである。
そんな気がするのである。