北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

現在の登録件数

4056

中央公園に咲く桜

寒さが厳しい2月に、身近な自然のなかで、
梅の花を見つけて眺めることが楽しみになったこの頃、
たくさんの緑に囲まれた北九州中央公園を訪れました。
金毘羅池の外周は、ウオーキングやランニングにほどよい
路が整備されているので、なにか咲いている花がないか、
そんなことを意識しながら、のんびりと1周歩きました。
結果は、梅の木も花もみつけることができず、
やや、残念な気持ちになりましたが、
見過ごしたものがあるかもしれないとの勝手な思いから、
方向を変え、来た路を逆方向にのんびりと歩くことにしました。
結果は、さきほどと同じで、花の姿はありませんでした。
ところが、総合体育館に近い位置にある階段付近で、
腰掛けて、ひと休みしていると、桃色の花が目に入り、
“あっ”と思った瞬間、吸いよせられるように近づいてゆくと、
そこには、「ジュウガツザクラ」との記載が・・。
こんな寒い時期に咲く桜があることを初めて知りました。
そして、なぜだか、その桜を夜に見てみたいとの思いがよぎり、
日が暮れてその場に行ってみると、ほのかな周りの灯によって、
花の色が、桃色から淡い色に変化し、静かに眠っているような
そんな印象を受けました。
少し早めの桜との出会いにちょっぴり得した気分です。