藤ノ木貯炭場
■ 時風194 ■ 2012-04-05 ■ 投稿者: 九州若松
明治24年若松~直方間に鉄道が開通後、筑豊炭田各地へと延伸していきました。明治24年、筑豊炭のうち鉄道輸送による物は約32千tで、3%程度でした。それが明治28年には、1,232千tで59%と逆転しています。若松への着炭量も増え、旧桟橋の老朽化もあり、新桟橋が大正4年に完成、昭和15年まで延長改良の工事が行われたようです。こうして誕生した藤ノ木貯炭場でしたが、戦後のエネルギー革命により、1970年代の初め頃にはその役割を終えました。こうした事実を伝える石炭資料館が、若松にも市内のどこにもないのは、実に残念な事です。