北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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凧のきた道

戸畑区の地は古語で飛幡と云われます。幡は長崎ではハタ、凧の事で飛ばす幡はまさに凧の事に違いない。この疑問から昔、昔のことを考えています。
飛幡の最初の地名は、万葉集12番3165に載っています。(759年)写真参照
これより前、肥前風土記に面白い記録が残っています。(730年)写真参照
これらからすると700年以前から凧らしき物を宗像の人が祭事で飛ばしたことになるのでは。
凧は中国で生まれ、韓国や日本に伝わってきました。これは一般的な記述です。飛幡の地名と考え合わせ凧が日本に初めて伝わったのはこの辺りではないのか、疑問が深まります。