北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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桜の一葉と冬芽

桜の冬芽

枯葉となって散っていく・・
冬の桜
急に気温が下がり、木枯らしのような冷たい風が身を縮めさせます。
秋の紅葉が風に吹かれて散っていく季節。
桜の葉が紅から茶へ変わり、散った葉がカサカサと音を立てて舞っています。
葉が風に揺らされ剥がれ落ちていく桜の樹。とても寒そうに感じます。
でも、春に備えて、桜の枝から冬芽が出ています。
よく見ると冬芽は重ね着をしています。鱗のような片で覆われて、さらに小さな白い毛が生えています。これからやってくる寒い冬に備えているのです。
冬が過ぎてまた春がやってきたら、重ね着を脱いで花芽や葉芽に育って行きます。
暖かい春の日に桜色した美しい花やグリーンいっぱいの葉を出してくれるでしょう。気が早いですか・・・(笑)。
これから季節は冬至へと向かっていきます。
桜の冬芽を観るなんて、風雅でしょう?