北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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子供太鼓

下上津役 熊野神社 祇園祭 子供曳き神輿

住宅街を練り歩く子供曳き神輿
住宅街を練り歩く子供曳き神輿
<曳き御輿>
祇園祭に子ども達を呼び戻そうと、
平成19年、子ども曳き御輿が復活しました。
神社氏子総代、小学校PTA関係、地域の方達など、
沢山の方達が子ども達を支えて下さり実現しました。
曳き御輿の出発は18時30分。
家族の方達も参加して、子ども達と一緒に御輿を曳きます。
地域に子ども達の元気な声が響き渡り、一挙に街が活気付きます。
大人達も童心に返って、一緒に声を張り上げて。
地域の呼びかけで集まった子供たちや
地域のスポーツチームの子供たち。
お揃いの法被に鉢巻き。
総勢150名が力を合わせて神輿を曳きます。
祭りに欠かせないのが太鼓。
下上津役熊野神社には太鼓保存会があり、
伝統を引き継いでいます。
平成24年7月2日から7月13日の18:30~20:00まで
(土・日は休みです)
下上津役熊野神社境内で子ども太鼓の練習をしています。
塔野小学校と中尾小学校の子ども達を中心に、約50人が参加。
低学年の子ども達や初めての子ども達には
保存会の大人達が手を添えて、何度も何度も叩きます。
独特のリズムと撥使いがあり、叩けるまでには2~3年かかります。
毎日、毎日、手を添えてもらい練習、練習。
叩けるようになったときの得意げな顔、顔、笑顔。
5、6年生になると大太鼓です。
毎日2時間の特訓です。
小さい頃から耳で覚えている音。
大人も感心。2週間の練習で叩けるようになるのです。
祇園祭当日は
トラックの荷台に太鼓を載せて、小太鼓、大太鼓を叩きます。
祭りが一層華やぎます。
ほとんどの子ども達が低学年から毎年参加します。
嬉しいことに、祭り当日には、かつて一緒に叩いた
中学生・高校生・社会人も、顔を見せてくれます。
この中から、将来の御輿の担ぎ手が生まれるのです。
地域の中で、祭りと太鼓で繋がる絆。
是非、見学にお越し下さい。