北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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全長4メートルほどある「艪」 装着するとこんな感じ

遠賀川川下り大会用の手づくりボートも最終仕上げの段階になりました
大会では主力の推進力であるパドルの他に『艪』を使おうと計画しています
パドルは原始的な推力で水泳で言うクロールのような働きで前方の水面をかいて後方に送る事で前進します
艪は時代劇などで船頭さんが船尾に立ち、長い板のようなものを水中に差し込み胸の前で押したり引来寄せたりしている道具です
この艪は奈良時代に遣唐使より伝えられた道具で現在の船のスクリューや飛行機の翼の原理と同じなのです
水中で揚力を発生させ推進力に変換させ前進します
速度は遅いですが少ない力で長距離を漕ぐ事が出来ます
エコの時代に正にうってつけ
「物作り北九州市」の市民として艪の原理に興味を持ち、自作で削りました
本物の艪を知人の漁師さんより譲り受け、研究しそれを参考に作りました
実際5月の連休に門司の柄杓田で漁師さんに漕船の指導を受けました
7月29日には北九州市民を代表?したつもりで頑張って来ます