北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

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市指定史跡の説明掲示板です。

紫川の源流を求めて 小倉南区の眼鏡橋

橋はこんな感じです。
川原に下りて、メガネをパチリ
眼鏡橋と言えば、長崎が有名です。
なぜ、眼鏡橋というかといえば、石造りの2連アーチ構造で、そのアーチが川面に映った景色が眼鏡に似ているためだそうです。
春吉の眼鏡橋は、川面が急流かつ葦などの茂り、アーチこそ川面に映っていませんが、石造りの2連アーチ構造が美しい橋です。
この橋は大正9年にできたそうですが、掲示板(写真上)にあるように、子守の女の子の転落死をきっかけに春吉のみなさんが寄付をして作ったとあります。寄付された方の名前の入った石碑も橋のそばに立っていますが刻まれた字は風化し読めませんでした。
史跡に指定されたのは平成4年ですが、由来や橋の雄姿を眺めると大事にしなければいけない文化遺産だと思います。
橋の横には河原に降りて行く階段があり、河原から橋が望めます。河原の岩に腰をおろし、足を川の流れに入れれば、涼しさを運んできてくれそうです。
橋の上は改修したのでしょうか木造りの欄干で歴史を感じさせてくれます。