北九州市 時と風の博物館

日常の中で見過ごされがちな北九州市が誇るべき魅力や個性を、地域資源として私たち自身で編纂し、未来へ繋げましょう。

現在の登録件数

4056

常盤橋のたもとに美しく佇みます

小倉の自慢です☆国の登録有形文化財認定!旧小倉警察署庁舎

店内はレトロでおしゃれな雰囲気
当時を偲ぶ展示品の数々
勝山橋を渡り、リバーウォークへ、室町に見えるいつも気になる
青いレトロな洋館。みなさんも気になりませんか?
今回は、小倉北区で初めとなります、国の登録有形文化財に
登録されました。 BlueBluekokura
旧小倉警察署庁舎(旧岡田医院)をご紹介したいと思います。
1890年、廃藩置県により出来た小倉県の県庁として建築。
和洋の建築技術が組み合わされた木造瓦ぶき2階建てで、
建築面積162平方メートル。外壁は下見板張りで覆われます。
1928年まで同庁舎として使われた後、裁判所、警察署に転用され
昭和初期より2004年まで岡田医院として活用されたそうです。
福岡県下最古の擬洋風建築の建造物として大変貴重な文化財です。
現在は、貴重な文化財の姿を守ろうと建物を譲り受けた、
服飾ブランド聖林公司(BlueBluekokura)さんの手で
丁寧に4年近くの歳月をかけ、美しい姿を蘇らせました。
中に入ってみると、ステキなお店の商品やインテリアが並び、
当時の建築様式を壊す事なく店舗として活用され、
医院として開業していた当時の写真や道具も博物館の様に、
展示してあります。
不思議なことに、なんだか懐かしい様な、落ち着いた気持ちになる様な、
そんな場所です。擬洋風建築とは、明治期に日本の大工が西洋人が
建てた建築を真似て、作り上げた総称なのだそうです。
なるほど、日本の方が建てた物だからなのですね。
長崎街道の起点、常盤橋の近くにこの洋館は美しくたたずんでいます。
遠い昔から小倉のまちを、見守ってきたのですね。
昔の小倉に思いを馳せる、そんなタイムトラベルの気分になります。
是非、お越し下さい。